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第161回 芥川賞授賞作「むらさきのスカートの女」の感想とキャスティングを考えた

芥川賞を授賞した、今村夏子さんの「むらさきのスカートの女」。 

 

 

 

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www.bunshun.co.jp

 

 

普段は小説など読まないんだけど、電子書籍を買った。

 

そもそも、芥川賞直木賞の内容とか違いも知らず。

芥川さんの羅生門とか杜子春蜘蛛の糸あたりは遠い昔に

読んだ記憶あるけど。

直木さんのは読んだことないと思われ。

 

 

けども、だって、この今村さん、広島出身なんですもの。

 

 

 

街の本屋さんでも盛大に笑

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今村ワールド👀
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広島居ると、こうゆうのも気になっちゃうわー。

 

 

 

 

ささっと一気読みできた。

読みやすいのかな??

小説読まないんで、小説を知らないけど。

登場人物も少ないし、主人公の「わたし」目線で進む。

 

 

この「わたし」が、商店街で有名な「むらさきのスカートの女」を、

日々観察するストーリー。

 

 

この「わたし」は、名前を権藤と言い、お酒は飲めない。

自分のことを「黄色いカーディガンの女」と呼んでいる。

 

 

最初は「むらさきのスカートの女」が不気味な感じで書かれてるけど、

最後には「黄色いカーディガンの女」の方が相当に不気味。

 

 

これが今村ワールド??

芥川賞って、こっち系なのかね。

羅生門もちょっと不気味系。

老婆が死人の追い剥ぎしたり。

蜘蛛の糸も、悪人とて助かりたい一心での、心理戦的な。

 

 

 

この「黄色いカーディガンの女」ストーカーとも違うけど、

なんなんでしょ。

多分、根暗な、あまり存在感がない人。

 

 

嫉妬なのか、憧れなのか。

世にも奇妙な物語に出来そうな感じの内容。

 

キャスティングは、どうしようかね。

「黄色いカーディガンの女」は、黒木華さん。

「むらさきのスカートの女」は、沢尻エリカさん。

 

 

 

「黄色いカーディガンの女が」、「むらさきのスカートの女」に

似てると思った、フィギュアスケートのメダリストはタレントに転身して

輝かしく、小学校時代のめいちゃんは個展を開くほどの画家になり、

中学時代の有島さんはヤンキーできっと仲間も多い。

 

多分、全部が憧れなんだろね。

こうなりたい〜的な。

だから、「黄色いカーディガンの女」は、根暗で存在感のない人。

 

 

けど、ラストの子供に肩を叩かれるあたり、

本願成就ですかね??

ハッピーエンド??

良かったね、「黄色いカーディガンの女」。