社会人生活(5年目くらい〜8年目くらい)
その後も順調に成長を続ける。
会社によっては、人事部が強いとかもあるみたいだけど、
うちの場合、経理部とかを含む本部が結構強かった。
幹部からも信頼を得ていた。
財務省のように予算編成での折衝とかもあったし、
何やら支払う時の支払伝票も経理のOKが出ないと処理されなかったり。
会社の財務状態を決算で把握して、毀損しないようにコントロールして。
管理会計でも、各営業部門とか、いわゆる稼ぐ部門のビジネスの相談に乗ったりとか。
煙たがれる一方で、頼られるような感じ。
若かりし自分も、他部門の管理職なんかから相談受けたりして。
職歴的には、この頃までに、制度会計(個別決算)、外為関係、
管理会計(ルールがないので、幹部などへのしょうもない報告資料作成を含む)、
監査法人の会計監査対応などと色々経験をした。
中でも決算が1番面白かったかな〜。
入社時は、簿記すら知らなかったくせにですよ。
会計士に、処理方法とか会計基準で議論してコテンパンになるなどもありつつ。
割と充実してた。
余談だけど、ほんと会計士は激務でしたね。4大監査法人の1つだったからか、
クライアント企業をチームで複数担当してて。
日本はたいてい3月決算なので、年度末も四半期もクライアント企業の監査は、
ピーク時期が被る。
しかも、会計監査に加えて、内部統制とかシステム監査とか、どんどん監査項目も増えてる、そんな時代ですから。
ちまちまエビデンス集めて、会計処理を確認して。
基幹システムからの膨大な決算データを統計的な分析にかけたり。
しかも、監査と言っても、エビデンス収集には強制力がないので、
提出したくない気まずいエビデンスに対しては、のらりくらりと、
牛歩戦術で乗り切ろうとする会社もあるらしい。
もちろん、あまりにも提出されないと、最終的には監査報告書に
「意見不表明」なんて書かれて大変なことにもなりますが。。
こういった"市場の番人"のおかげて、安心して株式投資が出来ているわけで。
頭が下がります。
(チャレンジによる粉飾を見抜けず大問題になっている、大手の話もありますが)